● 初演劇場名は初演当時の都市名・劇場名を記載しております。 <O&P=オペラ・バレエの略> |
● また題名の欧文表記はロシア(ソ連)、北欧等を除き、初演時に用いられた国の言語で表記してございます。原語以外での表記の場合は英語で |
代用し<末尾に(英)の付くもの>、また仏語アクサンはPC上の問題で表記しておりません。 |
● 表記に現在不適切とされる単語が極一部使用されておりますが、オリジナルのニュアンスを尊重して敢えて使用しております。ご了解下さい。 |
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アゴン Agon |
原 振 付 |
ジョージ・バランチン |
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ストラヴィンスキーの同名の曲に12名のダンサーによる踊りを振付けた作品。「アゴン」とはギリシャ語で“闘い”を意味する。 |
音 楽 |
イーゴリ・ストラヴィンスキー |
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初 演 |
1957年 ニューヨーク、シティ・センター |
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主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
1幕 |
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アポロ <ミューズを導くアポロン> Apollo <Apollon musagete&rt; |
原 振 付 |
アドルフ・ボルム |
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ディアギレフのバレエ・リュッス時代におけるバランチンの記念碑的作品。この作品から彼とストラヴィンスキーのコラボレーションが始まる。当初ボルムの振付で初演されたが、ヨーロッパではバランチン振付で上演され、それが現在に伝わる。ギリシャ神話を題材にしたバレエ。 |
音 楽 |
イーゴリ・ストラヴィンスキー |
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初 演 |
1928年 ワシントンDC国会図書館劇場 |
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主な改定振付者 |
ジョージ・バランチン |
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標準的な上演形態 |
2場 |
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【主な役柄】 |
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太陽神アポロ/芸術の女神ミューズたち |
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歌と踊りの女神テレプシコール 他 |
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アルレキナーダ Harlequinada → フェアリー・ドール |
原 振 付 |
ヨーゼフ・ハスレイター、F.ガウル |
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J.バイヤー原曲によるバレエ「フェアリー・ドール」に挿入されたドリゴ曲のパ・ド・トロワで妖精人形(フェアリー・ドール)と2人のハレーキン人形で踊られるためこの名が付いた。近年では「フェアリー・ドール」よりこのアルレキナーダだけが上演される機会が多く、女性ヴァリエーションはコンクールの課題曲に入れられる事も多い。 |
音 楽 |
リッカルド・ドリゴ |
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初 演 |
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主な改定振付者 |
ニコライ&セルゲイ・レガット |
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コンスタンチン・セルゲイエフ |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
1場 |
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妖精人形(フェアリー・ドール) |
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二人の少年ピエロ(ハーレキン)人形 |
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アンナ・カレ-ニナ Anna Karenina |
原 振 付 |
アンドレ・プロコフスキー |
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トルストイの同名小説に基づいたバレエ。恋に翻弄されるアンナ・カレーニナの短い生涯を描く。
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音 楽 |
ピョートル・イリチ・チャイコフスキー |
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編曲:ガイ・ウールフェンデン |
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初 演 |
1979年 オーストラリア |
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尚、同名の作品は1972年にモスクワ・ボリショイ・バレエ団によっても上演されているが、こちらは音楽をシチェドリンが担当、振付はプリセツカヤ他が当たった。 |
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同名の他作品 |
1972年 モスクワ・ボリショイ・バレエ団 |
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音楽:シチェドリン |
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【主な役柄】 プロコフスキー版 |
標準的な上演形態 |
3幕17場(プロコフスキー版) |
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アンナ・カレーニナ/陸軍士官ウロンスキー |
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アンナの義理の妹キティ/キティの恋人レーヴィン |
石の花 The Stone Flower (英) |
原 振 付 |
レオ二ード・ラヴロフスキー |
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ラヴロフスキー版を改定振付したグリゴローヴィチ版をもって世界的評価を得た作品。 |
音 楽 |
セルゲイ・プロコフィエフ |
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初 演 |
1954年 モスクワ・ボリショイ劇場 |
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ロシア民話を基に台本が構成され、石工ダニーラと恋人カテリーナの恋の成就を、芸術家の葛藤、心を持たぬ石に対する人間の愛の力といった要素を織り混ぜて描く。 |
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主な改定振付者 |
ユーリ・グリゴローヴィチ |
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1958年 レニングラード、キーロフ劇場 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕8場 |
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石工ダニーラ/ダニーラの恋人カテリーナ |
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火の精/銅の女王 |
海と真珠 The Sea and Pearls(英) → せむしの仔馬 参照 |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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サン=レオン版「せむしの仔馬」の改訂版をプティパが発表した際に第3幕に挿入したパ・ド・トロワ。今日、これだけが抜き出されて「海と真珠」の名でしばしばガラ・コンサートなどで踊られる。 |
音 楽 |
リッカルド・ドリゴ |
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初 演 |
1895年St.ペテルブルグ、マリィンスキー劇場 |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・トロワ |
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エスメラルダ La Esmeralda → ダイアナとアクテオン |
原 振 付 |
ジュール・ペロー |
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ヴィクトル・ユーゴーの小説「ノートル・ダム・ド・パリ」に基づいたバレエ。 |
音 楽 |
チェザーレ・プゥニ |
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初 演 |
1844年 ロンドン王立劇場 |
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1886年にプティパが改定した際、ドリーゴ作曲による幾つかの踊りが加えられたが、その一つに「ダイアナとアクテオン」のパ・ド・ドゥがある。 |
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主な改定振付者 |
マリウス・プティパ |
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ローラン・プティ → ノートル・ダム・ド・パリ |
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参照 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕5場 |
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少女エスメラルダ/せむし男カジモト/司祭フロロ |
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夜警隊長フェブ |
黄金時代 The Golden Age (英) |
原 振 付 |
V.ワイノーネン、E.・カプラン 他 |
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1930年に初演された版を全面的に改編したグリゴローヴィチ版をもって高い評価を得た作品。初演版と後者では台本からして異なる。初演版は社会主義のプロパガンダ・バレエとして企図されていたが、グリゴローヴィチは純粋に様々なダンスの妙を前面に押し出した作品として蘇生させた。 |
音 楽 |
ドミトリー・ショスターコヴィチ |
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初 演 |
1930年 レニングラード国立O&B劇場 |
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主な改定振付者 |
ユーリ・グリゴローヴィチ |
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1982年 モスクワ・ボリショイ劇場 |
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【主な役柄】 グリゴローヴィチ版 |
標準的な上演形態 |
3幕5場 |
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酒場「黄金時代」の踊り子リタ |
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漁夫ボリス |
オネーギン Onegin |
原 振 付 |
ジョン・クランコ |
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プーシキンの詩に基づいたバレエ。ニヒリストでありペシミストでもあるオネーギンとタチアナの恋の結末を、19世紀末ロシアの情緒豊かに描く。
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音 楽 |
ピョートル・イリチ・チャイコフスキー |
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編曲:クルト=ハインツ・ストルゼ |
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初 演 |
1965年 シュツットhガルト |
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主な改定振付者 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕6場 |
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タチアナ、オルガ姉妹/オルガの婚約者レン |
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スキー/レンスキーの友人オネーギン |
オン・ユア・トゥズ On your Toes |
原 振 付 |
ジョージ・バランチン |
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バランチンが振付を手がけたミュージカルのひとつで、映画化もされてヒットした。 |
作詞・作曲 |
ロレンツ・ハート/リチャード・ドジャース |
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初 演 |
1936年 ニューヨーク |
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最近ではアダム・クーパーが完全リニュアル版を発表して話題になった。 |
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主な改定振付者 |
アダム・クーパー 2002年 |
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アメリカを訪問したバレエ・リュッス一座とアメリカのタップ・ダンサーの絡みを描いたコメディー。 |
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標準的な上演形態 |
ミュージカル |
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海 賊 Le Corsaire |
原 振 付 |
ジョセフ・マジリエ |
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1856年初演のマジリエ版よりも1899年にプティパが発表した改定振付版の方がポピュラー。 |
音 楽 |
アドルフ・アダン/チェザーレ・プゥ二 他 |
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初 演 |
1856年 パリ・オペラ座 |
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イギリスの詩人バイロンの詩「海賊」に基づくバレエで、今日では全幕よりも第二幕のパ・ド・ドゥが単独で演じられたり、コンクールで踊られる機会が多い。(全幕ではコンラードを交えた3人の踊り) |
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主な改定振付者 |
マリウス・プティパ |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕5場 |
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ギリシャ娘メドーラ/海賊の首領コンラード |
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トルコ総督/奴隷アリ |
カルメン Carmen |
原 振 付 |
ローラン・プティ |
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メリメの創作した「カルメン」という女性像は、様々な芸術家をインスパイアーしたが、バレエでもここに挙げたプティの他、古くはプティパ、近代ではアルベルト・アロンソ、ジョン・クランコなどがこのテーマに取り組んでいる。 |
音 楽 |
ジョルジュ・ビゼー |
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初 演 |
1949年 ロンドン、プリンセス・シアター |
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その他同じ音楽による |
マリウス・プティパ |
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同名作品の振付者 |
アルベルト・アロンソ |
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ジョン・クランコ 他 |
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【主な役柄】 プティ版 |
標準的な上演形態 |
5場(プティ版) |
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ギリシャ娘メドーラ/海賊の首領コンラード |
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トルコ総督/奴隷アリ |
グラン・パ・クラシック Grand pas Classique |
原 振 付 |
ヴィクトール・グソーフスキー |
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パ・ド・ドゥとして作られた作品だが、ガラ・コンサートなどでしばしば踊られる。 |
音 楽 |
フランソワ・オーヴェール |
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初 演 |
1949年 パリ、シャン・ゼリゼ劇場 |
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特に女性ヴァリエーションはコンクールの定番演目のひとつとなっている。 |
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主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・ドゥ |
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くるみ割り人形 The Nutcracker (英) |
原 振 付 |
レフ・イワノフ/台本:M.プティパ |
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当初プティパが手がけたものの病気に倒れ、弟子のレフ・イワノフが完成させた初演版は成功とは言い難く、その後多くの振付家が改定版を発表している。デュマによる「くるみ割り人形物語」(ホフマン原作小説の仏語抄訳本)にリブレットのアイデアがあるとされ、物語の設定からクリスマス時期にしばしば上演される。 |
音 楽 |
ピョートル・イリチ・チャイコフスキー |
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初 演 |
1892年St.ペテルブルグ、マリィンスキー劇場 |
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主な改定振付者 |
アレクサンドル・ゴールスキー |
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コンスタンチン・セルゲイエフ |
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ワシリー・ワイノーネン |
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ユーリ・グリゴローヴィチ 他 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
2幕3場 |
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少女マーシャ(クララ)/クルミ割り人形の王子/ |
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マーシャの伯父ドロッセルマイヤー |
ゲテ・パリジェンヌ(パリの喜び) Gaite Parisienne |
原 振 付 |
レオ二ード・マシーン |
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世紀末パリの華やかな喧騒を巧みにまとめたバレエ。フレンチ・カンカンなども取り入れ、ダンス・クラシックの枠に囚われない構成が初演当時話題を呼んだ。現在も多くのバレエ団でレパートリーに取り入れられている。 |
音 楽 |
ジャック・オッフェンバック |
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初 演 |
1938年パリ |
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その他同じ音楽による |
モーリス・ベジャール 1978年 |
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同名作品の振付者 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
1幕(マシーン版) |
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金持ちのペルー人/売り子の娘/男爵 他 |
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黒鳥 Black Swan → 「白鳥の湖」/「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」参照 |
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「白鳥の湖」第3幕グラン・パ・ド・ドゥ、もしくはその際のオディール(オディーリア)の俗称。通常黒いチュチュを着けて踊るので、この名が付いた。 |
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コッペリア Coppelia <コッペリア、あるいはエマイユ(七宝)の瞳の娘> |
原 振 付 |
アルチュール・サン=レオン |
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フランス市民革命期の空気を反映して、いわゆる貴族特権階級のキャラクターが一人も登場しないバレエ。ホフマンの小説「砂鬼」がリブレットのアイデアがあるとされるが、ストーリーに共通性はほとんど無い。自動人形、錬金術など当時の世相が物語中にちりばめられ興味深い。
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音 楽 |
レオ・ドリーブ |
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初 演 |
1870年パリ・オペラ座 |
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主な改定振付者 |
ローラン・プティ |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
全3幕 |
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町娘スワニルダ/スワニルダの恋人フランツ/ |
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人形師コッペリウス |
ゴパック Gopak (英) |
振 付 |
(ロスチスラフ・ザハロフ) |
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本来ウクライナの民族舞踊であり、男性の高いジャンプと今日コサック・ダンスの典型として知られる様々なアクロバティックな動きを特徴とする。左記はロポコフ/ザハロフのバレエ「タラス・ブリーバ」の中で踊られたゴパックの初演として挙げたが、現在は特にロシアのバレエ団が、コンサートのアンコール演目などとして即興的に様々な振りで踊る場合が多い。
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音 楽 |
(ソロヴィエフ=セドイ) |
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初 演 |
(1941年、レニングラード) |
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標準的な上演形態 |
1場 |
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ザ・カブキ The Kabuki |
原 振 付 |
モーリス・ベジャール |
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仮名手本忠臣蔵に基づいたバレエ。 |
音 楽 |
黛敏郎 |
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日本文化に興味を持ち、造詣も深いベジャールが描き出したバレエによる我が国精神性の世界。 |
初 演 |
1986年 東京文化会館 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
7場 |
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大星由良之介/高師直/塩谷判官 |
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勘平/おかる |
サタネッラ Satanella |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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ポール・タリオーニ振付、ルートヴィヒ・ヘルテル音楽で幕物バレエにされたこともある(1852年)が、今日もっぱら演じられるのはプティパによるパ・ド・ドゥ(音楽はプゥニの“ヴェネチアの謝肉祭”を使用)のみで、タリオーニ版は消失。ジャック・カゾットの小説「恋する悪魔」を基にしたバレエ。こちらはローラン・プティがバレエ化している。サタネッラ(=サタン)とは悪魔のこと。
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音 楽 |
チェザーレ・プゥ二 |
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初 演 |
1848年 |
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主な改定振付者 |
ワシリー・メドゥべデフ |
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<ポール・タリオーニ版の創作復刻> |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・ドゥ(プティパ振付) |
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ジゼル Giselle |
原 振 付 |
ジャン・コラッリ/ジュール・ペロー |
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台本にはゴーティエが関わったとされ、中部ヨーロッパに伝わるヴィリ(独:処女のまま死んだ女の亡霊)伝説を物語の中核に据えたバレエ。フランス生れのバレエであるが、なぜかフランスには残らず、ロシアで現在の形に整えられた。ロマンティック・バレエの代表作として名高い。 |
音 楽 |
アドルフ・アダン |
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初 演 |
1841年パリ・オペラ座 |
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主な改定振付者 |
アレクサンドル・ゴールスキー |
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レオ二ード・ラヴロフスキー |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
全2幕 |
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村娘ジゼル/ヴィリ(ウィリー)の女王ミルタ |
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貴族アルブレヒト/森番ヒラリオン |
ショピ二アーナ Chopiniana → レ・シルフィード 参照 |
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シルヴィア Silvia <シルヴィア、あるいはダイアナのニンフ> |
原 振 付 |
ルイ・メラント |
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19世紀フランス・バレエの傑作の一つ。 |
音 楽 |
レオ・ドリーブ |
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ギリシャ神話をモチーフにした古典的題材のバレエ。
16世紀イタリアの詩人タッソーの田園劇を題材にニンフのシルヴィアと牧童アミンタスの恋の顛末を描く。 |
初 演 |
1876年パリ・オペラ座 |
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主な改定振付者 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕5場 |
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ニンフ、シルヴィア/牧童アミンタス |
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シンデレラ Cinderella |
原 振 付 |
ロスチスラフ・ザハロフ |
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ザハロフ版以前にも同名のバレエは幾つか制作されていたが、今日上演されているのはプロコフィエフ曲、ザハロフ版を下敷きにしたものが多いが、別作曲家の音楽を用いて独自の作品を発表した現代振付家も多い。
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音 楽 |
セルゲイ・プロコフィエフ |
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初 演 |
1945年、モスクワ・ボリショイ劇場 |
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主な改定振付者 |
コンスタンチン・セルゲイエフ |
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フレデリック・アシュトン 他 |
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標準的な上演形態 |
3幕7場(ザハロフ版) |
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【主な役柄】 ザハロフ版 |
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シンデレラ/王子 |
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シンデレラの継母/シンデレラの異母姉妹達 |
シンフォニー・イン・C <水晶宮> Symphony in C |
原 振 付 |
ジョージ・バランチン |
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バランチンのパリにおけるデビュー作。 |
音 楽 |
ジョルジュ・ビゼー |
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初演時の題名は「パレ・ド・クリスタール(水晶宮)」であったが、以後もっぱらシンフォニー・イン・C(ハ長調)の名で知られている。 |
初 演 |
1947年 パリ・オペラ座 |
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主な改定振付者 |
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筋書きの無いアブストラクト・バレエで初演時の衣裳は、著名な女性シュールレアリスト、レオノール・フィニが担当した。今日でもしばしば上演される。 |
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標準的な上演形態 |
4景 |
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スケートをする人々 → レ・パティヌ−ル参照 |
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スターズ・アンド・ストライプス(星条旗よ、永遠なれ) Stars and Stripes |
原 振 付 |
ジョージ・バランチン |
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表題曲のほか幾つかの行進曲でもって構成されたバレエ。バレエ自体に筋書きはないものの、ミリタリー調の衣裳、アメリカ国旗の登場など多分にアメリカの国威高揚プロパガンダ的ニュアンスが込められた作品。
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音 楽 |
ジョン・フィリップ・スーザ 他 |
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初 演 |
1958年 ニューヨーク |
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主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
5景 |
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スパルタクス Spartacus (英) |
ei |
レオニート・ヤコブソン |
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ヤコブソン版を全面改訂したグリゴローヴィチ版をもって、作品とグリゴローヴィチ自身の名声を不動のものとしたバレエ。 |
音 楽 |
アラム・ハチャトリアン |
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初 演 |
1956年、レニングラード・キーロフ劇場 |
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紀元前1世紀ローマに起こったスパルタクスの乱を題材にする。 |
主な改定振付者 |
ユーリ・グリゴローヴィチ |
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1968年、モスクワ・ボリショイ劇場 |
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【主な役柄】(グリゴローヴィチ版) |
標準的な上演形態 |
3幕(グリゴローヴィチ版) |
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剣奴スパルタクス/スパルタクスの恋人フリーギア |
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ローマ執政官クラッスス/クラッススの愛人エギナ |
せむしの仔馬 The Hump-back Horse (英) |
原 振 付 |
アルチュール・サン=レオン |
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ロシア民話に基づいて構成されたバレエで、魔力を持つ仔馬を手に入れた農夫の息子の物語。サン=レオン版を後にプティパがドリゴの曲を加えて改訂したが、その時に加えられたのが「海と真珠」のパ・ド・トロワで、こちらも単独でしばしば上演される。
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音 楽 |
チェザーレ・プゥ二 |
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初 演 |
1864年St.ペテルブルグ、マリィンスキー劇場 |
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主な改定振付者 |
マリウス・プティパ(1895年) |
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アレクサンドル・ゴルスキー |
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ワシリー・ワイノーネン(台本) 他 |
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全幕物は、今日でもしばしばロシアのバレエ団によって新振付で上演されている。 |
標準的な上演形態 |
5幕10場(サン=レオン版) |
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ゼンツァーノの花祭り Flower Festival in Genzano |
原 振 付 |
オーギュスト・ブルノンヴィル |
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1幕のバレエとして上演されたのは20世紀初頭が最後で、現在はもっぱら中のパ・ド・ドゥのみがガラ・コンサートなどで踊られる。 |
音 楽 |
エドヴァルト・ヘルステッド 他 |
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初 演 |
1858年 コペンハーゲン王立劇場 |
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ブルノンヴィルの代表作のひとつ。 |
主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・ドゥ |
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卒業(記念)舞踏会 Graduation Ball |
原 振 付 |
ダビッド・リシーン |
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ド・バジル大佐率いたバレエ・リュッス・ド・モンテカルロの代表作。第二次世界大戦の影響でヨーロッパを離れた一座がオーストラリアで初演した。これといった筋書きは無く、女学院生と士官学校生の卒業舞踏会の一夜がユーモラスに描かれている。
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音 楽 |
ヨハン・シュトラウス/アンタル・ドラティ 他 |
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初 演 |
1940年 シドニー |
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主な改定振付者 |
デビット・ロング |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
1幕 |
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女学院長/老将軍<士官学校校長> |
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スコットランド人/太鼓手 他 |
ダフニスとクロエ Daphinis and Chloe (英) |
原 振 付 |
ミファイル・フォーキン |
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初演以降、バレエよりも音楽の方の評価が高くなった稀な例。ディアギレフによって「バレエのための」音楽として作曲依頼されたにもかかわらず、両サイドのコミュニケーション不足からラヴェルは独創に走った。しかし今までにいくつもの改訂振付版が発表されており、音楽の魅力と言えよう。 |
音 楽 |
モーリス・ラヴェル |
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初 演 |
1912年、パリ、シャトレ劇場 |
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その他同じ音楽による |
ジョン・クランコ |
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同名作品の振付者 |
ジョン・ノイマイヤー |
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標準的な上演形態 |
3場 |
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【主な役柄】(フォーキン版) |
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娘ダフニス/ダフニスの恋人クロエ |
ダイアナ(ディアーヌ)とアクテオン → エスメラルダ Diana and Actaeon |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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ペロー振付、プゥニ音楽による「エスメラルダ」をプティパが改訂振付けした際、第3幕のディヴェルティスマンとしてつけ加えたパ・ド・ドゥ。 |
音 楽 |
リッカルド・ドリゴ |
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初 演 |
1886年、St.ペテルブルグ・マリィンスキー劇場 |
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今日、これだけが抜き出されてしばしばガラ・コンサートなどで踊られる。 |
主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・ドゥ |
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タリズマン Talisman |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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インドを舞台とした神話的題材を扱ったバレエ。全幕の詳細が遺失している為、今日幕物として上演されるのは創作を交えた復刻版。今日、パ・ド・ドゥのみが抜き出されてしばしばガラ・サートなどで踊られる。タリズマンは魔除け、護符の意味。
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音 楽 |
リッカルド・ドリゴ |
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初 演 |
1889年、St.ペテルブルグ・マリィンスキー劇場 |
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主な改定振付者 |
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標準的な上演形態 |
3幕/パ・ド・ドゥ |
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【主な役柄】 |
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女神の娘二リチ/藩王ヌレディン |
チッポリーノ Cippolino |
原 振 付 |
ゲンリフ・マイヨォロフ |
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イタリアの作家ジャンニ・ロダーリによる同名の童話に基づいたバレエ。物語は野菜と果物の国を舞台に繰り広げられる。子供でも楽しめるバレエという制作意図から、ディベルティスマンを廃したストーリー中心のコミカルな展開で進行する。 |
音 楽 |
カレン・ハチャトリアン |
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初 演 |
1974年、キエフ・バレエ団 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕 |
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たまねぎの少年チッポリーノ/赤カブの少女ラディ |
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ショーシカ/レモンの王子/トマトの警察署長 |
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ Tchaikovsky Pas de Deux |
原 振 付 |
ジョージ・バランチン |
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パ・ド・ドゥとして振付られた作品。クラシックのグラン・パ・ド・ドゥの様な構成をとるが、間を入れずに一連の踊りとして踊られる。 |
音 楽 |
ピョートル・イリチ・チャイコフスキー |
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初 演 |
1960年、ニューヨーク・シティ・センター |
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尚、音楽は本来チャイコフスキーが「白鳥の湖」のグラン・パ・ド・ドゥ(黒鳥)用に作曲したものであるため、「白鳥の湖」の中にこの音楽を使用するバレエ団もある。 |
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標準的な上演形態 |
パ・ド・ドゥ |
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ドン・キホーテ Don Quixote (英) |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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セルバンテスの原作の中の幾つかのエピソードを組み合わせて台本としたバレエ。 |
音 楽 |
レオン・ミンクス |
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初 演 |
1869年 モスクワ・ボリショイ劇場 |
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オリジナル以降、多くの改定振付版が発表されているが、男女主役のダイナミックなパ・ド・ドゥの他、ジプシーや闘牛士の踊り、また様々なユーモラスなキャラクテール達の演技など見所の多い作品。 |
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主な改定振付者 |
アレクサンドル・ゴルスキー |
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ルドルフ・ヌレエフ |
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ミハイル・ヴァリシニコフ 他 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
4幕8場 |
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郷士ドン・キホーテ/従者サンチョ・パンサ/ |
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旅籠の娘キトリ/床屋の青年バジリオ(バジル) |
ナポリ Napoli |
原 振 付 |
オーギュスト・ブルノンヴィル |
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ブルノンヴィルの傑作の一つ。ナポリを舞台にした恋物語に妖精譚の要素を絡めたストーリー。いわゆるブルノンヴィル・スタイルの正統的継承者であるデンマーク王立バレエ団の十八番レパートリー。
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音 楽 |
エドヴァルト・ヘルステッド |
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ホルガー・シモン・パウリ 他 |
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初 演 |
1842年 コペンハーゲン王立劇場 |
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主な改定振付者 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
3幕 |
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娘テレシーナ/漁夫ジェンナロ/テレシーナの母 |
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ヴェロニカ |
二羽の鳩 Les Deux Pigeons |
原 振 付 |
アンリ・レニエ、ルイ・メラント |
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オリジナルよりアシュトンによる改訂版が有名。 |
音 楽 |
アンドレ・メサジェ |
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表題の二羽の鳩は、若い画家とその恋人を象徴する存在として登場。 |
初 演 |
1886年、パリ・オペラ座 |
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パ・ド・ドゥのみ抜き出されて演じられる場合もある。 |
主な改定振付者 |
フレデリック・アシュトン |
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1961年、ロンドン王立歌劇場 |
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【主な役柄】(アシュトン版) |
標準的な上演形態 |
3幕 |
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画家/その恋人/ジプシー女/ジプシー女の |
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恋人 |
眠れる森の美女 The Sleeping Beauty (英) |
原 振 付 |
マリウス・プティパ |
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ペロー物語集の中の同名作品を下地に、オーノワ夫人の童話集の中の物語のキャラクターなどを配したバレエで、プティパ/チャイコフスキー・コンビが唯一完全な共同作業で完成させたバレエ。様々な改定版が発表されているが、近年ではモンテカルロ・バレエのマイヨー作品が極めて異色。 |
音 楽 |
ピョートル・イリチ・チャイコフスキー |
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初 演 |
1890年St.ペテルブルグ・マリィンスキー劇場 |
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主な改定振付者 |
コンスタンチン・セルゲイエフ |
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ケネス・マクミラン |
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ユーリ・グリゴローヴィチ 他 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
プロローグと全3幕 |
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オーロラ姫/王子デジーレ(フロリマンド) |
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リラの精/フロリナ女王/青い鳥 |
ノートル・ダム・ド・パリ Notre Dame De Paris |
原 振 付 |
ローラン・プティ |
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「エスメラルダ」<参照>と同テーマを扱うが別作品。プティらしいドラマティックな構成と、衣裳のイヴ・サン=ローラン、音楽のモーリス・ジャール、装置のルネ・アリオなど異業種アーティスト達とのコラボレーションで、見事にユーゴーの世界を現代的に蘇らせた。
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音 楽 |
モーリス・ジャール |
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初 演 |
1965年、パリ・オペラ座 |
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主な改定振付者 |
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【主な役柄】 |
標準的な上演形態 |
2幕 |
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少女エスメラルダ/せむし男カジモト/司祭フロロ |
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夜警隊長フェブ |
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