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ノボシビルスクの街
町の歴史

 ノボシビルスクはロシア、シベリア地方の中心都市で、現在は人口160万人以上を擁するロシアでも有数の大都市です。
 その名前(ノボ=新しい シビルスク=シベリアの街)の通り、帝政ロシア時代に建設されたシベリア鉄道の建設工事基地から発展した町ですが、帝政ロシア時代、ソ連時代、そして現代ロシアを通じてシベリア開発の中核として位置付けられ、その広大なシベリア地区の産業・経済・文化・芸術の中心としての機能は現在も変わりません。
 札幌市と姉妹都市関係にあって様々な文化交流が行われており、特に北海道の皆さんには馴染み深い町でもあります。
→ 町のご紹介(英語版)
町のシンボル、オペラ・バレエ劇場

ノボシビルスクのシンボルは、何といっても巨大な銀色に輝くオペラ・バレエ劇場の威容です。
 この巨大な劇場は、第二次世界大戦前に着工され、戦争中も工事が続けられて終戦とほぼ同時に竣工しました。その意味でオペラ・バレエ劇場の多いロシアでも、戦後にオープンした劇場としては最古の歴史を誇ります。
 現在この劇場にはバレエ団、オーケストラ、歌劇(オペラ)団が付属し、シベリア地区のみならずロシア舞台芸術の一大中心地として華やかな活動を続けています。

→ 劇場ホームページ
ノボシビルスクとバレエ

 ノボシビルスク・オペラ・バレエ劇場を本拠とするロシア国立ノボシビルスク・バレエ団は、劇場同様、バレエ大国ロシアにあっても戦後結成されたバレエ団としては最古の歴史を誇っています。
 第二次世界大戦中、ロシア西部の町は全て戦火に晒されたためにサンクトペテルブルグやモスクワのバレエ団員は中部のペルミや東部のノボシビルスクに疎開していました。そのため、戦争が終わるとすぐにこれらの町ではバレエが復活したのです。
 現在のノボシビルスク・バレエ団は、ロシアで最も権威あるバレエ賞として知られる「金のマスク」賞を受賞するなどマリィンスキーやボリショイ劇場バレエ団と並び称される高い評価を得ており、毎年日本をはじめ世界各国に招かれて公演活動を行っています。
気 候

 右の図でもおわかりの様に北海道より北に位置するノボシビルスクは気候は秋が日本の冬に相当し、冬ともなれば零下30度まで気温が下がる日は稀ではありません。もちろん暖房設備は町中どこでも完備していますが、冬の外出用にはかなり厳重な防寒衣類をご用意下さい。
 一転して夏は乾燥した暑さが特徴で、人々は豊富な近郊の湖水や河川でバカンスを楽しみます。
 この夏冬の大きな気温差がシベリア・タイガ地方特有の気候と言え、独特の美しい自然と景色を育んでいます。